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第一日目、第一講義は、母語の乱れに常に警鐘を打ち、活動し続ける國語問題協議會の参事、上村知己先生による「正しい假名遣(かなづかひ)について」です。古典を紐解く際に私達が直面する旧仮名遣いが、現代仮名遣いにどのように変遷していったかなどわかりやすく解説していただきした。
第二講義は、石井勲先生のご子息で当振興協會名誉會長の石井峻が「父と石井式漢字教育」について。
第三講義は、脳科学、認知科学の第一人者、茂木健一郎先生の特別対談です。対談のお相手は宇宙科学者の佐治晴夫先生、題して「漢字は“ことば”の万華鏡」。
第四講義では毎回好評の故石井勲先生の講義映像を視聴していただき、石井先生の幼児教育に対する熱い思いと石井式漢字教育の原点を共に学びました。
第二日目は、第一講義では、石井式国語教育研究会指導部による「楽しい群読」の指導法および脚本例のご紹介です。当會主催の「読み検定」に本年度から「群読」が加わりました。この講義では、実技指導も行いました。、
さらに、石井式漢字教育を導入されている三園に実践発表をしていただきました。
最後の講義は、当會理事であり現役小学校校長の猪部敬彦から、小中学校の学習指導要領改訂にともない国語教育の在り方が変化している現在、公教育において言葉の教育はどうあるべきか、講義させていただきました。
ご参加くださいました先生方にとりまして、幼児教育と石井式漢字教育の大切さを再認識していただける有意義な研修会になったのではないかと確信しております。ご参加、ご協力くださいました先生方、ご父兄の皆様には厚く御礼申し上げます。
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8月1日(月) |
研修会場 国際交流棟 1階 国際会議室 |
09:30〜09:50
09:50〜10:00
10:00〜11:20
11:20〜12:10
12:10〜13:00
13:00〜15:00
15:00〜15:15
15:15〜16:15
16:15〜16:30
16:30〜17:50
18:00〜19:30 |
受 付
開会の挨拶 石井 峻
講義1 「正しい假名遣(かなづかひ)について」 −
−歴史的假名遣いの解説−
國語問題協議會参事 上村知己
講義2 「父と石井式漢字教育」
日本漢字教育振興協會名誉會長 石井 峻
昼 食
講義3 特別対談 「漢字は“ことば”の万華鏡」
−脳と宇宙から読み解く不思議な世界−
脳科学者 茂木健一郎 VS 宇宙科学者 佐治晴夫 休 憩
講義4 「故 石井勲先生 ビデオ講義」
連絡事項
移動 ・ 自由時間 ・ チェックイン
懇親会(新宿ワシントンホテル新館) |
8月2日(火) |
研修会場 国際交流棟 1階 国際会議室 |
09:00〜 9:30
09:30〜11:00
11:00〜11:20
11:20〜12:00
12:00〜13:00
13:00〜13:40
13:40〜14:20
14:20〜14:35
14:35〜15:45
15:45〜16:00 |
受 付
講義5 「楽しい群読」−指導法及び脚本例−
石井式国語教育研究会 指導部
休 憩
石井式実践園の発表@ 千葉県我孫子市 布佐台幼稚園
昼 食
石井式実践園の発表A 埼玉県さいたま市 ルミエール保育園
石井式実践園の発表B 東京都板橋区 大東文化大学附属青桐幼稚園
休 憩
講義6 「ことばの教育は幼児期に」
大分県玖珠町立塚脇小学校校長 猪部 敬彦
閉会式 |
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國語問題協議會参事 上村 知己 先生 |
1978年福岡縣生まれ、學習院大學文學部ドイツ文學科卒業。現在、國學院大學大學院文學研究科に在學中。國語問題協議會参事、正かなづかひの會幹事。 |
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日本漢字教育振興協會名誉會長 石井 峻 先生 |
1946年生まれ、日産自動車鞄社後一貫して宇宙航空部の研究に従事。ロケット推進薬、エアバックシステムのガス発生器の開発事業などの研究開発、その後宇宙開発事業団に長期出張、宇宙ステーション開発。鰍hHIエアロスペースにて業務を継続して従事する。2006年退社。2007年10月より日本漢字教育振興協會、名誉會長に就任し、現在に至る。 |
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脳科学者 茂木 健一郎 先生 |
脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、慶応大学特別研究教授(脳科学、認知科学)。1962年生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究すると共に、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる。主な著書に『脳とクオリア』(日経サイエンス社)、『心を生みだす脳のシステム』(NHK出版)、『意識とはなにか−〈私〉を生成する脳』(ちくま新書)、『脳内現象』(NHK出版)等多数。 |
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宇宙科学者 佐治 晴夫 先生 |
理学博士。東京大学物性研究所、県立宮城大学教授などを経て、2004年より現職。大阪音楽大学大学院客員教授を兼任。1935年生まれ。「量子論的無」からの宇宙創生理論で知られる。NASA(米航空宇宙局)の探査機ボイジャーに宇宙人への地球からのメッセージとしてバッハの音楽の搭載を提案したことは有名。JAXA(宇宙航空研究開発機構)の宇宙連詩編纂委員会委員長。現在は宇宙研究の成果を平和教育の一つの所在と位置づけ、全国の学校への授業行脚を行っている。主要図書『宇宙の不思議』『からだは星からできている』『女性を宇宙は最初につくった』『14歳のための物理学』多数。 |
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教育学博士 石井 勲 先生 |
中学校、小学校教諭時代に石井式漢字教育指導法を次々と発表。大東文化大学幼少教育研究所所長、大東文化大学附属幼稚園青桐幼稚園園長、石井式国語教育研究会会長、松下政経塾講師、日本漢字教育振興協會會長、国語問題協議會副會長などを歴任。第6回世界人類能力開発会議で金賞受賞。菊池寛賞受賞。白川静賞受賞。2004年、没。 |
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大分県玖珠町立塚脇小学校校長 猪部 敬彦 先生 |
1951年大分県生まれ。30年近く前、石井勲先生の『親こそ最良の教師』など数冊の著書を読み、自ら小学校1年生で石井式漢字教育を実践、その教育の重大さに気づく。しかし、公教育の中でこの取り組みを広める困難に直面するが、十数年ぶりに石井先生の文に触発され、それ以後は救国の教育法の柱と確信にて、訴え続けている。現在、大分県玖珠町立塚脇小学校校長として、学校の建て直しに石井式教育法を導入しながら奮闘中。 |
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