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人は言葉によって霊性を磨き、万物の霊長となりました。当然のことながら、日本人は日本語によって日本人となります。故に、美しい日本語を使ひ、豊かな日本語を身につければ、立派な日本人になりますが、貧弱な日本語だと貧弱な日本人になってしまひます。
この言葉を使ふ能力の基礎は、幼児期に作られ、出来上がってしまひます。言葉の学習において、三、四歳の幼児期が「成熟期」とされる所以であります。それについて、「漢字は目で視る言葉であり、漢字の学習は幼児期が最適期である」ことを、石井勲が研究・実践と事実を以て提唱したのは、40年近くも前のことでありました。これに賛同する方々により「幼年国語教育会」が結成されて以来、この会に参加する幼稚園・保育園が年ごとに増えて参加園数は六百を超えるに至り、国の内外から高い評価を得てをります。
創立25周年を機に「日本漢字教育振興協會」と改組し、その充実に努めて参りましたが、平成15年、特定非営利活動法人としての認可を得ることができ、更なる発展を期すことになりました。今後は、漢字教育から受ける恩恵を一人でも多くの人々と分ち合ひ、幼児・児童生徒はもとより、親、教員から一般市民に至るまで、一層の普及に努めながら、国家・社会さらには国際社会に貢献したいと願ふものであります。つきましては、私共の趣旨を御理解の上、一人でも多くの方に入会していただき活動に参加して下さいますやう、ここに御案内申上げます。 |
日本漢字教育振興協會初代會長 教育学博士 石井勲(平成16年逝去) |
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ソニーファウンダー名誉会長
幼児開発協会理事長
井 深 大 |
東京都教育委員
株式会社 ブリジストン元顧問
石 井 公 一 郎 |
評論家
犬 養 道 子 |
幼年国語教育会会長
小路幼稚園園長
井 上 文 克 |
東京大学名誉教授
国語問題協議会副会長
宇 野 精 一 |
衆議院議員
元文部大臣 元法務大臣
奥 野 誠 亮 |
元行政管理庁事務次官
国語問題協議会理事
小 田 村 四 郎 |
世界経済調査会理事長
国語問題協議会会長
木 内 信 胤 |
随筆家
小 堀 杏 奴 |
才能教育研究会会長
鈴 木 鎮 一 |
舞岡八幡宮司
国語問題協議会理事
関 正 臣 |
元衆議院議員
国語問題協議会理事
滝 沢 幸 助 |
船橋市立二宮中学校校長
土 屋 秀 宇 |
元大東文化大学教授
原 田 種 成 |
元東京大学総長
林 健 太 郎 |
聖徳大学教授
国語審議会委員
林 巨 樹 |
衆議院議員
元経済企画庁長官
船 田 元 |
元高崎経済大学学長
国語問題協議会理事
三 瀦 信 吾 |
元文部省教科書調査官
日華交流激育会名誉会長
村 尾 次 郎 |
評論家
山 本 夏 彦 |
川崎ひかり学園学園長
幼年国語教育会副会長
吉 田 尚 弘 |
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平成6年(1994) |
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幼年国語教育会(1968年発足)を引継ぎ、組織を法人化するための名称を日本漢字教育振興協會と改める。石井勲が発見した幼児期からの漢字指導法を世に広める中心的機構として設立。初代理事長に石井勲が就任。毎年6万人の幼稚園・保育園児に漢字の指導。絵本・教材の監修、園の教諭への指導。障害児への指導。全国漢字かるた大会などのイベントを開催。千葉県船橋市立法典東小学校で、全校あげて石井勲式漢字指導法を採り入れ大きな成果を上げる。同校が第43回読売教育賞を受賞。 |
平成8年(1996) |
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東京・新宿・京王プラザホテルにて国際漢字会議を開催。漢字文化圏における 漢字の共通化の方法を探る。また幼稚園・保育園で漢字を保育に活用する様子を発表。韓国、中国、台湾から学者多数が参加。 |
平成10年(1998) |
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台湾で開催された国際漢字会議に日本の幼児教育者等と参加。石井勲理事長が漢字の持つ表意性に着目し漢字の国際化を提案する。また同様の講演を大阪でも「幼児期からの漢字教育30周年記念講演会」で発表。船橋市の小学校で石井勲・土屋秀宇指導のもと知的障害児・自閉症児に漢字指導。大きな成果を上げる。 |
平成11年(1999) |
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石井勲式漢字教育がブラジルの松柏学園で採り入れられ、日本語教育に大きな成果を上げる。 |
平成14年(2002) |
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宮城県白石市にて、市内全小学校4〜6年生、中学生、社会人を対象に漢字の 成り立ちの学習を中心とした漢字文化セミナー「なるほど・ザ・漢字ワールド」を展開する。 |
平成15年(2003) |
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「石井方式35周年、日本漢字教育振興協會10周念記念講演会・祝賀会」が開催され、藤原正彦,宇野精一、石井勲等が講演。教育関係者300名が参加。日本漢字教育振興協會が特定非営利活動法人として東京都知事より認可される。 |
平成17年(2005) |
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石井勲式幼児向け漢字絵本(1歳〜5歳児向け)全42冊、美しい日本語シリーズ「童謡集・唱歌集・詩集」全6冊ほか新しい漢字指導教材を続々刊行。 幼児から小学生に名詩・名文の朗誦を推進。 |
平成18年(2006) |
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漢字の成り立ちを学ぶ漢字文化セミナーを全国各地で展開し、本年は延べ 31回、2006参加者4,614名に及ぶ。保護者も共に学ぶ親子参加型が喜ばれている。 |
平成19年(2007) |
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毎年開催していた「全国漢字かるた大会」が15回を重ね、幼児から小学生453名が参加。 |
平成20年(2008) |
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日本漢字教育振興協會、第2回立命館白川静記念東洋文化賞 受賞 |
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